前方にボールを投げることのできないラグビーにおいて、パスを繋ぐことは非常に重要なプレーです。
なぜ前方に投げられないルールなのか?についてはさておき、ラグビーにおいてパスが重要な本当の理由を探っていきます。
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ラグビーのパスが重要な理由はフィールドプレイヤーの人数が要因
他の球技よりもパスが重要だと言われる理由は、フィールドプレイヤーの人数も関係しています。
高い能力を持つ選手が単独でボールを持ちこめばいいと考えるかもしれません。
しかし、ラグビーでの単独プレーは状況にもよりますが、基本的に不利であるといえますね。
考えられる状況を極端にいえば、1対15での対決になるからです。
ラグビーのパスはチームへの自己犠牲の精神の象徴でもあり重要な理由のひとつ
ラグビーといえば、ONE FOR ALL, ALL FOR ONE の精神を思い浮かべると思います。
ひとりはみんなのために、みんなはひとりのためにということで、ひとつのボールを繋いでトライを目指します。
仲間にパスを出すシチュエーションは多くありますが、どの瞬間を切り取っても、ほとんどの場合パスを出す選手は犠牲になっています。
これこそラグビーが自己犠牲の精神で成り立っていると言われるポイントです。
パスばかりではなく、タックルを受ける瞬間やタックルを受けた後も、相手にボールを奪われないようにラックを作り、仲間にボールを繋ぎます。
ラグビーのパスが重要な理由は相手に付け入るスキを与えないスキルだから
ラグビーは攻守が入れ替わる場面が少なく、攻撃時に転じている場合は少しでもミスを無くすことが求められます。
そのため、ボールを持っていない選手はボールを持っている選手のサポートに回ります。また、相手に付け入るスキを与えないことも大事です。
つまり、ボールが誰にも保有されていないという状況(グラウンボールが誰にも保有されていないという状況)を極力なくすためにパスをして繋いでいきます。
ラグビーのパスはスキルより味方とのコミュニケーションが必要な理由
単にパスを出せばいいという訳ではなく、仲間が受け取りやすいパスを出すことが大事です。
また、パスを受ける側もどこにパスを出して欲しいのかを知らせる必要があります。
お互いにコミュニケーションを図り、相手のスキを突くプレーができるとトライに繋がります。
普段の練習から声を掛け合いなさいと言われるのは試合で必要だからです。
声を掛け合えればお互いの信頼にも繋がります。
チーム内でのコミュニケーションは積極的に取ることでパスのみならず各プレーの質の向上に繋がります。
おわりに
ラグビーにおけるパスはルールの制限上からとても重要なプレーであり、大切なスキルです。
パスはランやキックよりと違い、プレイヤー同士の連携が必要です。
パスを極めるにはスローイングやキャッチも大切ですが、仲間同士でのコミュニケーションを積極的にとっていかなくはなりませんね。
以上ラグビーにおいてパスが重要な本当の理由とは?でした。
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