ラグビーのキック処理とは別名キックキャッチと呼ばれ、キックされたボールをうまく取ることを指します。
簡単そうにラガーマンはこなしていますが、最初は上手くできないんですよね。
そういったキック処理で悩む選手にアドバイスを届けたいと思います。
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ラグビーのディフェンスでキック処理がうまくいかない5つの理由とは?
単純に練習の機会が少ない!
キック処理がうまくいかないのは、あなたのせいではありません。
経験という意味ではなく、ラグビーの練習メニューのなかでキック処理の練習が少ないことが原因なんです。
野球のディフェンスでも大きくわけるとゴロとフライの打球に分かれますが、内野手はフライを取ることが下手な選手が多いです。
これはノック練習がほとんどゴロだからです。
これと同じで、ラグビーは個別でのキック処理練習を行う必要があるわけです。
相手にボールを蹴ってもらわないといけないので、仲のいい選手に助けてもらう感じで頼んでみましょう。
プレッシャーに負けて、ボールから目を離していないか?
相手の猛烈なチャージで思わず目からボールを離してしまい、もう一度ボールを見た時には、最初に見た時とのボールの落下地点の目測が変わってしまうことが多くあります。
このことが原因のためにうまくボールの落下点に入れていないのではないでしょうか?
初心者にとっては怖いプレーのひとつで、タックルを警戒しすぎてしまうのです。
ここはボールに集中するしかないとしかいえませんが、ひとつのプレーをやり切ることがラグビーでは大切です。
そのあとのことは他のメンバーに任す気持ちをもつことも大切ですね。
声が出ていない!
自分の取れる範囲のボールは遠慮せずに「マイボール」と大きく叫んで、チームメイトとの距離を保ちましょう。
誰が取るのかハッキリと決まっていないボールは落としやすいものです。
取るのか、取らないのか決めることが大切です。
ボールをキャッチする姿勢がしっかりしていない!
まずは体の向きですね。
相手の方向の体の正面を向けない、常に半身あるいはやや後ろ向きの状態でボールを受ける習慣と訓練が必要です。
体の向きが大切な理由が3つあります。
理由①:体の正面が前向きの場合、ボールを落とせばノックオンの反則を取られます。
理由②:ノックオンしたボールに味方の選手が触れれば、ノックオンオフサイド、あるいはスクラム(権利は相手)になります。
理由③:相手側のタックルなどの攻撃から耐えやすい。
キック処理の際は、まずは体の向きを考えたいですね。
脇の締め具合が安定したキャッチにつながる!
脇を締めての態勢は少しとりづらいのですが、だんだん慣れてきます。
脇を締めるだけでボールのキャッチ率が大きく高まりますので、ぜひ試してみてください。
まとめ
ラグビーのディフェンスでのキック処理は、バックスの選手はしっかりと身に着けておきたい技術で、フルバックの選手はチームでもトップクラスのキック処理能力が問われます。
キック処理はチーム練習以外での訓練になる可能性が高く大変ですが、ラグビーが嫌いにならない間に覚えてほしい技術です。
キック処理能力が身に着けば、ワンランク上のラガーマンに評価されるでしょう。ぜひ頑張ってくださいね!
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