ラグビーのセブンズは、15人制の半分の人数ですが、グラウンドのサイズは同じですね。
試合を見ておわかりの通り、単純にひとりひとりの移動の範囲が広がります。
15人制のラグビー経験者から見ると、戦い方が分かりにくい様ですね。
今回はセブンズの戦術の組み立て方にスポットを当ててみたいと思います。
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ラグビーセブンズの有効な戦略を考えてみよう!
セブンズを勝利に導く5つの戦略ヒントを紹介します。
セブンズは試合時間が短く、個人の行動範囲が広いに対応した戦略
セブンズはザックリと言えば三分の一に短縮された試合時間です。
選手の運動量とスピードが大きくなるセブンズは、スタミナの消耗が早くなります。
特にハーフの後半は各選手疲れが見えてきます。
40メートルの全力疾走はセブンズの魅力、そして大きな特徴といえます。
また選手同士の激しいコンタクトプレーも少ないです。
一度タックルを交わせばトライに大きく近づくセブンズは、技術よりも走力の高い選手を起用するべきでしょう。
広い空間への対応力を養う
パスの距離やキックの飛距離が伸びてしまうことがセブンズの特徴です。
パスの練習はできるだけ遠くに投げれるように。
またキックもパスしたい相手の動きが速く、移動距離が大きいので精度を高めることはもちろん、チームメイトの運動能力をしっかりと把握しておかなければ勝利はつかめません。
実はセットプレーが多い
セブンズはずっと走っている試合展開のイメージが強いラグビーですが、じつは試合時間の半分以上セットプレーに費やしています。
15人制よりも多い割合に当たります。
スクラムやラインアウトからのボールのキープ率も重要なところで、練習と研究を繰り返す必要があります。
セブンズならではのルール、キックオフの戦略の立て方
15人制のラグビーは、相手に得点を許したチームのキックオフから再開します。
しかしセブンズは反対で、得点したほうのチームにキックオフの権利があります。
セブンズでは、得点を許したチームのキックオフは相手チームにボールが渡り、不利になることが多いからです。
最近では、高度なキックとジャンプ力を生かしたレシーブ力(ハンドリング)で、マイボールを相手に渡さないテクニックも広がりを見せていて、単純な試合展開になりにくくなっています。
セブンズはディフェンスが決まらない
セブンズは鬼ごっこの代名詞があるように、ボールを持てば高い確率で得点につながります。
15人制ラグビーのように防御ができません。
このことから攻撃につながる戦術を組むことを考えなければならないです。
スピードを重視したラグビーが展開されるセブンズは、ランニングスキルに注目しがちですが、パスやキックによるチャンスメイクも多くあります。
またセットプレーからのボール支配率の高さもセブンズの強豪チームに見られるデータです。
セブンズは点取り合戦なので「いかに短い試合時間で得点していくのか?」という考えからの戦略作りが、必要ではないでしょうか?
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