タックルは、ラグビーとレスリングで使われる技術のひとつです。

タックルという動作にあまり違いは感じませんが、考え方や試合への影響はラグビーとレスリングは少し違います。

今回は、ラグビーとレスリングのタックルの共通点や違いを探ってみましょう。

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ラグビーとレスリングのタックルの共通点

まずはラグビーとレスリングのタックルの共通点について、見ていきましょう。

タックルをする側の動作は、ラグビーとレスリングの違いはなく、ほぼ同じです。

倒し方も同様に、相手の太ももから腰のあたりを狙い、自分自身の肩や胸をぶつけて両手を相手の脚にまわして倒します。

ラグビーなら相手の攻撃を防ぐことになりますし、レスリングなら相手の両肩をマットに着けて勝利することにつながっていきます。

 

ラグビーとレスリングのタックルの違いとは?

次に、ラグビーとレスリングのタックルの違いについて、見ていきましょう。

まずはラグビーとレスリングのタックル、それぞれの特徴から説明します。

 

ラグビーのタックルの特徴

ラグビーのタックルでは、カラダが大きく、走っている選手同士の激しいぶつかり合いが大きな特徴です。

そのため、ラグビーのタックルでは衝撃が大きく、ケガも多いです。

 

レスリングのタックルの特徴

一方でレスリングは、早い身のこなしや瞬発力を問われる競技です。

そのため、レスリングで使用するタックルは「一瞬のスキを突いたタックル」が特徴的です。

 

また、レスリングはタックルから相手を倒さずにバックに回る連続した動作がありますので、必ずしもタックルを使って相手を倒すとは限りません。

 

ラグビーとレスリングではタックルの受け手の違いも大きい

ラグビーではボールを持っている選手にタックルが来ます。

たいていボールを持ったラグビー選手は走っていますから、スピード感を持ったタックルの応酬になります。

勢いを持った受け手はタックルされて踏ん張ることができないので、受け身も重要になってきます。

ラグビーでは受け手が後方に飛ばされ、あお向けに倒されることが多いです。

 

一方のレスリングでは、組み手から至近距離でタックルを受けます。

ラグビーと違い両手が使え、相手の動きも小さいので対応しやすい部分があります。

レスリングではタックルされた後も試合が続きますので、すぐに次の対応が必要になります。

レスリングはマットに両肩が着くと負けてしまう競技なので、タックルは足腰を引きうつ伏せになるような受け身を取ります。

ラグビーは仰向け、レスリングはうつ伏せといった感じです。

 

ラグビーにレスリングのタックルを取り入れる時代に!

トップリーグで活躍する清宮克幸監督率いるヤマハ発動機ジュビロでは、レスリングのタックル練習を本格化させて数年になります。

練習時間は1日1時間を週2回のペースで行っています。

 

ラグビーのタックルは練習でも試合でも、1本1本打ち込んだら流れが止まることが多いです。

これはタックルの動作が力を高めることで相手とぶつかるために、タックルする側のダメージが大きくなってしまい、次の流れに繋がらないことが原因です。

 

しかし、レスリングのタックルを身に着ければ、力任せなタックルから、一瞬のスキを突く瞬発力のあるタックルを身につけることになります。

このスキを突くレスリングのタックルは、力によるタックルに比べて選手が受けるカラダのダメージが軽減されます。

実際に取り入れたヤマハ発動機ジュビロでは、1本1本のタックルのダメージが軽減されたことから、起き上がれることができ、つぎの行動に移れるようになったそうです。

 

ラグビー人気が急上昇のアメリカでもレスリング練習導入!

日本では小学校低学年くらいのクラスで導入されているところもあるようですが、アメリカではラグビーとレスリングを同時並行で覚えています。

脳震盪など重大な後遺症が残ることが分かったアメフトに替わり人気が伸びているラグビーですが、その根底には安全性が問われています。

 

その安全性を高めるためには、先ほど書いた力によるタックルではなく、一瞬のスキを突いたタックルの動作を覚えることで達成できる部分が大きいです。

だからこそ、その一瞬のスキを突いたタックルの動作を身に着けるには、レスリングがベストという考え方があるのでしょうね。

 

 

現在タックルは、ラグビー界がレスリングのタックル技術や練習方法を取り入れているケースが多いことが分かりました。

ラガーマンの方でレスリングを教えてくれる人がいたら、ぜひ学んでみましょう!

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