ラグビーの主要なプレーであるタックルの成功率を向上させるには、パワーアップもひとつの方法です。
ラグビーはすべての筋肉を使うのですが、タックルの時に使う筋肉を強くしようということが、今回のコンセプトになります。
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ラグビーのタックルでおもに使う筋肉と強化方法!
大胸筋
まずは、タックルで相手をしっかりとパック(相手の腰から下あたりに両手を回すこと、抱き着く感じ)したいですね。
簡単にグリップが外れない握力や腕力、両手で相手のカラダを締め付けるチカラが必要です。
ここでカラダを締め付けて離さないことに着目しますと、必要な筋肉は大胸筋になります。
大胸筋は上中下と大きく3つに分けることができ、さらに内側、外側で鍛え方が違うほど、人間にとって大きな筋肉です。
ジムに通える人や、トレーニング施設が身近にある人はバタフライマシンが効果的でしょう。
外から内への方向の動作が、大胸筋の鍛えにくい部分にもヒットしますので、ぜひ試してみてください。
上腕三頭筋
タックルで相手のカラダを締め付けるときにチカラを入れて腕を伸ばすのですが、この時に活躍する筋肉が上腕三頭筋です。
力こぶの反対側の筋肉です。
一般的にあまり目立たない筋肉ですが、腕の中でも大きな筋肉なので、ここを鍛えることで腕力が大きく違ってきます。
上腕三頭筋は、腕立て伏せやベンチプレスを普段のトレーニングに組み込んでいる人は特にやる必要はありませんが、できるだけ手の間隔の狭い腕立伏せてやベンチプレスが大胸筋よりも三頭筋に効きます。
前腕筋
手首からひじの間の筋肉を前腕筋と呼びます。
握力はモノをつかむチカラ、モノを握りつぶすチカラ、持ったものを保持するチカラと3つに分かれます。
タックルのパックで必要な握力は、持ったものを保持するチカラが当てはまりますね。
前腕を鍛える方法はいろいろとありますが、パワーグリップを使用することをお勧めします。
ホームセンターなどで10kg~売っています。値段は1000円ほどでしょうか?
現時点で10回くらい連続でできる握力数(一般の男性で30kgタイプ)を選んでください。
それを一分間握ったままにします。だんだんと疲れ、握れなくなります。
握力にも持続力の限界がありますので、握力のスタミナをつけるトレーニングをしてみてください。
ハムストリングス(太ももの裏側)
タックルし、両手で相手を掴み倒しにかかる時に、踏ん張りながら脚を伸ばすわけですが、この時に活躍する筋肉がハムストリングスです。
ハムストリングスはご存知の通り、筋力アップのトレーニングがむずかしいといわれる筋肉で、肉離れなど故障も比較的多く起こる箇所です。
この筋肉の機能や鍛え方を覚えておくとけがの防止の役立ちます。
ハムストリングスはデリケートな筋肉です。自己流よりは、トレーニング施設のレッグカールマシンをお勧めします。
疲れていたり、体調が悪いとハムストリングスが引きつったり、痛かったりしますので、あまり疲れていないフレッシュな状態で行ってください。
まとめ
ラグビーのタックルで使う筋肉と強化方法について説明いたしました。
古い話ですが、「トライよりもタックルから」と、私も教育を受けたことがあります。
タックルについて深く研究することもラガーマンには必要だと思いました。
今回の説明が参考になるかどうかわかりませんが、みなさんのタックルの成功率アップすることの一助になれば幸いです。
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