ラグビーの未経験者の方から、ラグビーのスクラムの魅力や重要性がわからないという話を聞きました。
スクラムは反則の後のゲーム再開のセットプレーですが、ラグビーを観戦している方にとって、 お互いのフォワードが押し合うスクラムは、動きが少ない地味なプレーなので、退屈に見えますね。
ここでは、未経験者でもスクラムの魅力や重要性を理解できるよう、説明していきたいと思います。
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なぜラグビーではスクラムが組まれるのか?スクラムを組む重要性について
スクラムを組む理由を、簡単に説明します。
試合中にノックオンのような軽度の反則が起きた場合、その反則が起きた地点でスクラムが組まれます。
スクラムを組み、ボールの争奪が起きた後にバックスへボールを展開して、試合が再開されます。
つまり、スクラムは試合を再開するための重要なプレーなのです。
15人制と7人制ラグビーではスクラムを組む人数が違う!?
15人制と7人制ラグビーでは、スクラムを組む人数が異なります。
15人制の試合では8人、7人制の試合では3人でスクラムを組みます。
そのため、15人制と7人制ではスクラムから再開されるプレーの作戦や展開の仕方が大きく異なります。
スクラムを組む場所により、プレイヤーやラグビー観戦者も緊張感が違う!
例えば、敵陣でトライまであと少しの距離の場所で、スクラムが組まれる場面を想定しください。
これは、そのまま押し込んでトライの可能性が高いので、観戦している方もチカラが入りますね。
逆に自陣ゴール手前でスクラムを組まれる場面だと、応援している側としては緊張感のある試合展開となり、アツくなれる場面であると言えるでしょう。
スクラムハーフの投げ入れるボールがほとんどがマイボールとなる理由とは?
マイボールチームのスクラムの左側からボールを投入します。
互いに頭を差し込んでボールを足でかき込むフッカーの位置が、マイボール側のほうが左よりなので、先にボールに触れることができるため、マイボールで試合が再開されやすいのです。
また、ボールを投入する際にスクラムハーフはフッカーに合図を出します。
そのためボールが投入されるタイミングがわかっている分、ボールへの反応が良くなることも関係しています。
ラグビーのスクラムに重要性がある理由は、攻撃の起点になるから!
スクラムの時に各チームのフォワード8人が集まりますので、グランドにスペ-スができます。
スクラムから出たボールを展開するとき、まだ相手のディフェンスが整っていません。
そのためバックス陣がトライを目指して一気に動きゲームが動き出します。
また、攻撃側はサインプレーのためのサイン確認を行います。
サインプレーは各チームごとに練られており、チームの特徴が顕著に表れるプレーだと言えます。
さらに、得点を取るために考えられた作戦なので大きく試合状況が動く場面ポイントです。
そのため観戦していて盛り上がる場面のひとつだと言えます。
まとめ
ラグビーにおいてスクラムは、とても重要な役割を果たしており、攻守どちらにしてもアツくなるシーンです。
フォワード陣が活躍するシーンでもありますので、ぜひラグビー観戦の際にはスクラムにも注目して見てみてください。
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