ラグビーを始めたばかりのときに、なかなかうまくいかないのが「ステップを切る」という動作ですね。
トップリーグ選手の鮮やかなステップを切りながらトライするシーンを見ると憧れますよね、自分もやってみたいと。
ステップを切ることが上手くなっていくには経験が必要ですので、現在うまくいかなくてもあせる必要はありません。
だんだんうまくなっていきますから。
今回はラグビーのステップの切り方についてわかりやすく説明いきます。
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ラグビーのステップを切るとは?
「ステップを切る」はラグビーの専門用語のひとつです。
ステップを切るという動作とは、ボールを持っている選手が前進していくときに、立ちはだかる相手のディフェンスを交わして抜き去ることです。
ステップの種類は6種類ほどありますが、初心者はサイドステップから始めると思いますし、サイドステップが最も基本的なステップになります。
サイドステップとは?
試合中にラグビーボールを持ったプレイヤーはトライするために、敵地に向かい前進していきます。
その前進を阻むために、相手がプレイヤーがタックルなどで捕まえに来ますが、その時に左右に体を動かして、相手を交わします。
右に動く場合は左足で地面を大きく蹴り、左の場合は右足で地面を蹴ります。
慣れないうちは利き足で地面を蹴る方がうまくいきますね。
ラグビーのステップの切り方がうまくいかない原因とは?
ボールを持っている体勢が高い。
ボールを持っている体勢が高いと、腰の位置が上がってしまいます。
腰の位置が高いまま走っていると動作やステップの幅が小さくなり、相手のタックルが交わせなくなります。
ステップを切る時、交わしたい相手との距離が離れすぎたり、近すぎたりしている。
相手と距離があると相手の見る時間ができて、ステップの方向が見切られてしまいます。
かと言って、反対に近すぎても捕まってしまいます。
この距離感を掴むためには、経験が必要です。
スピードが出過ぎている。
ボールを持つと速く走ることを意識します。
これは必要なことですが、ステップを切る動作や方向転換が小さくなってしまいます。
ラグビーのステップの上手な切り方とは?
ボールを持って走る時は前傾で低い姿勢を保つ
ラグビーボールを持った時に前傾姿勢で走ることで、ひざに余裕ができますから、左右に大きく移動することができます。
相手との距離感を掴むことが大切
個人的なセンスもありますが、経験でカバーできることですから、練習や試合で身につけましょう。
しかし、自分で上達しているかどうか判断しにくい面もありますから、客観的にステップの距離を分析することも必要でしょう。
現在は動画が簡単に取れますから、ステップしているシーンを撮影し、上手なプレイヤーと比較してみることも試してほしいですね。
走るスピードの調整をする
走るスピードの調整の仕方は2つあります。
減速の仕方は個人的にいろいろあると思いますので、自分のやり方を見つけてください。
私の場合は片足でケンケンしながら減速していました。
もう一つはジャンプステップという技術を使います。
スピードが乗ったところで予想外の相手が出てきた場合、相手が近づいたときに少し上にジャンプして両足を揃え、次に左右どちらかにジャンプして相手を交わす方法です。
最後に
ラグビーのレベルが上がるにつれ、ステップの切り方の技術が要求されます。
また、下半身の粘りや瞬発力も高めていかなければなりません。
上記のステップの切り方のトレーニングに加えて、下半身を強化していくことも合わせて行っていきましょう。
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