ラグビーそしてアメフトは、激しい体のぶつかり合いのあるスポーツとして有名です。
これからラグビーかアメフトを始めようという人は「どちらの競技のほうがケガの確率が高いのか?」気になるでしょうし、 ケガの種類も知っておく必要があります。
これから、ラグビーとアメフトのケガに関わる話を進めていきます。
スポンサーリンク
ラグビーとアメフトのケガの割合について
ある保険会社の発表したスポーツ別のケガ発生の割合についてのデータが出ていました。
詳しい数値は省きますが、ラグビー:アメフト=1:3の割合でアメフトのほうが3倍ほどケガをする確率が高いようです。
アメフトはヘルメットを始め、ラグビー選手より武装しているにも関わらず、ケガが多いのですが、一体なぜなのでしょうか?
それは、アメフトのほうが見えない方向からのタックルがあるからだと思います。
いわゆる不意打ちですね。
一方、ラグビーの方は体当たりというよりも、つかんで倒すという意味合いのタックルが多く、また受ける選手の視界に相手が入っていますので、気持ちの準備が違います。
こういった理由がケガの割合が違う原因ではないでしょうか?
ラグビーに多いケガの種類
ラグビーに多いケガは、脚のケガが圧倒的に多いようです。捻挫、肉離れ、骨折、ひざのじん帯、アキレス腱関係ですね。
日常でよく起こるケガのため我慢している選手も多いと聞きますが、やはり病院や接骨院で診てもらいましょう。
フォワードの選手に多いケガといえるのものが首、腰、頚椎に関わるものです。
スクラムを組むので、どうしても首などに負担がかかります。
特に大きいケガは「頚椎ヘルニア」と呼ばれるもので、神経が集中しているところですから、選手生命を失うどころか寝たきりになってしまう可能性もあります。
アメフトに多いケガの種類
アメフトも脚のケガが目立ちます。ラグビーと同じですね。
アメフトならではの大ケガといえば「脳震盪」が挙げられます。
アメフトの盛んなアメリカでは社会問題のひとつにもなり、ハリウッド映画も作られたほどです。
また「脳震盪」のサミットも行われています。
「脳震盪」から高機能広汎性発達障害などにつながり、普通の生活が送れない状況になっていきます。
現在アメリカでは、ラグビーの競技人口が急激に増えています。
この背景には、ラグビー協会の地道な普及活動の努力もさることながら、1番の理由はアメフトの3倍の安全性を保っているスポーツだからです。
ラグビーやアメフトの大ケガを防ぐ方法とは?
大ケガを防ぐには、首を鍛えることと、首を柔らかくすることです。
「なぜ首を鍛えたり柔軟性を上げるのか?」というと、先ほどの説明にもありましたが、ラグビーでは首の怪我が目立ちます。
また、最近ではある程度認知されてきた全身を覆う筋膜は、首から足まで繋がって出来ています。
筋膜で連動している以上、首が固まると連動してふくらはぎも固まるように出来ていますので、首を柔らかく保つことは、足を柔らかく保つことにも繋がるのです。
さて、足のケガの予防方法は多くありますが、少し紹介します。
まずは2人一組になり、鍛えられる方が四つん這いになります。
もうひとりに首を横や前後に押してもらい、我慢するという方法です。
これはストレッチにもつながりますから、毎日おこなってもいいでしょう。
もうひとつは頭でカラダを支えるブリッジです(レスリング選手がおこなう技術のひとつですね)。
これは首の強化と柔軟性を養うもので、アメリカではラグビーやアメフトの選手に育てたい場合、幼少期にレスリングを学ばせる方法も多く選ばれています。
ラグビーのほうがアメフトよりケガの確率は低いのですが、スポーツをする以上ケガは切っても切れない関係です 。
練習前のストレッチやアップでカラダを温めておくことや、練習後のアイシングなどのクールダウンを積極的に取り入れ、ケガの予防対策に努めましょう。
スポンサーリンク