ラダートレーニングといわれるステップの練習方法をご存知でしょうか?
ラグビーばかりではなく、サッカーをはじめ様々な競技の基礎練習の方法として選ばれています。
今回、ラグビーのステップを切る動作を向上させるにはピッタリのラダートレーニングを紹介します。
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ラグビーのステップ練習のラダートレーニングとは?
ラダーとははしごの意味で、屋根に上がったりするときに使うものなのですが、これと同じ形をしたものを地面に並べてステップを繰り返すことをラダートレーニングといいます。
慣れるまでは、ラダーの枠の空間を歩いていきます。
慣れていくに従い、スピードを上げ、ステップも複雑化させていきます。
現在のラダートレーニング用のラダーは、カラーリングされたロープ状の製品が一般的ですが、室内であればテープを床に張り付けたり、屋外であれば木製やアルミ製のハシゴを用いたりします。
ラグビーのステップ練習のラダートレーニングの効果とは?
ラグビーのステップ力が向上する俊敏性が身につく
ラダートレーニングはアジリティトレーニングの基本で、俊敏な動きを身に着けるための方法ですね。
徐々にですが複雑な動作を素早く行い、その動作に関係する筋肉や神経を鍛えていきます。
このトレーニングを継続することにより、ステップで使う足の動きをコントロールできるようになります。
ステップが自由自在になると、ラグビープレーで大切な最初の2.3歩のスピードが格段にアップし、相手を寄せ付けなくなります。
ラグビーはパワートレーニングに偏り勝ちですが、こういった素早く動く感覚はラグビーのステップを動作に大きく役立ちます。
ラグビーで必要な体幹が強化されバランス感覚が身につく
ラダートレーニングではバランス感覚が身につくといわれています。
ラグビーの試合を行うグラウンドコンデションは年々向上していますが、練習するグラウンド環境は様々で、地面の固さや平面の凹凸の有無などに差があります。
こういった環境の違いが足元のケガを生むのですが、ラダートレーニングをしていると片足の時のバランス感覚が向上しますから、ケガも減るでしょう。
また、ステップは方向転換やスピードの減速などで使いますが、カラダ全体を思い切り動かすので、体幹の強さが必要です。
ラダートレーニングからはステップで必要な体幹の強さを養うことも期待できます。
集中力が身につく
正確に細かく、足を中心に動かす必要がありますので、自然と集中力が必要になり身につきます。
いくら運動能力や反射神経が良くても、集中できなければ効果があがらないのがラダートレーニングで、注意散漫からのケガも怖いです。
ひどく疲れている状態のときよりは、練習の前半などフレッシュな状態でラダートレーニングを行いましょう。
おわりに
今回はラグビーのステップ技術の向上のために、練習に取り入れられることの多くなっているラダートレーニングを取り上げてみました。
ひとりでも行えるトレーニングなので、紹介した上記内容をふまえながら試してみてください。
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