私のまわりにもいましたが、現在も高校や大学への進学を機会にラグビーからアメフトへしたいと考える選手はけっこういるのではないでしょうか?
日本においてアメフトへの転向は他のスポーツよりは、ラグビー経験者が圧倒的に多いとおもいます。
なぜ大学進学時にラグビーからアメフトへの転向が多いのか調べてみましたので、気になる方にお伝えいたします。
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ラグビーからアメフトに転向する背景とは?
ラグビーは高校生から始めるひとが多い
日本でのラグビーの競技人口は約10万人(様々な形で選手登録されている数)で、草ラグビーもいれると約20万人以上いるといわれています。
もっとも盛んな年代は高校生クラスで、3万人以上の選手と約1200校のチームが存在中です。
また、小学生で構成されるラグビースクールも増加の傾向にあり、約3万人弱の選手が頑張っています。
中学生のラガーマンは1万人に満たない人数で、高校入学時にラグビーを始める人の割合がかなり高いようです。
アメフトは大学生から始めるひとが多い
日本でのアメフトの競技人口は約2万人で、ラグビーの20%ほどです。
アメフトのメイン層は大学生で約1万人(全体の50%)で、ラグビーの大学生の競技人口が約1万3千人と、あまり大きな差ではないことがうかがえます。
アメフト部のある高校は約110校で、高校ラグビー部の10%にも満たないようです。
大学入学時にアメフトを始める人の割合がかなり高いようです。
ラグビーからアメフトに転向する理由とは?
大都市に集中しているアメフト
ラグビーからアメフトへの転向は高校から大学への進学時が多いと読み取れます。
また、大都市にアメフトのチームが集中しています。
これは公式戦用のグラウンド環境が大都市にあり、地方にあまりないことが大きな要因ではないでしょうか?
できるだけ早く、中学、高校からアメフトを始めたい人も多くいると思いますが、地方在住のケースでは地元の学校に部活動がないので仕方ありませんね。
ラグビーの技術がアメフトに適用できる
ラグビーとアメフトはルールの違いが大きいですが、扱う楕円形のボールがほぼ同じなので、ボール特性が理解できているメリットがありますね。
これは大きいと思います。
またタックルも同じ技術なので、違和感や恐怖心がありません。
アメフトは一芸が秀でていれば試合に出場できるチャンスがある
ラグビーは試合に出場できる選手の人数に限りがありますが、アメフトにはありません。
アメフト攻撃時や守備のフォーメーションの時に全ポジションではありませんが、メンバーがそれぞれ違います。
またアメフトはワンプレーのために起用される選手も多く、ラグビーのように万能でなくても出場のチャンスが芽生えてきます。
まとめ
ラグビーからアメフトに転向するが大学進学時に多い理由をまとめてみましたがいかがだったでしょうか?
日本のアメフトは他の競技と違い、大学進学時にラグビーから転向しても技術的に通用する余地が大きくあることが大きな理由だと思います。
アメリカと違いマイナーな存在のアメフトですが、日本でのラグビーのように早く人気に火が点いてほしいですね。
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